スマートバス停とは?【バス停のデジタル化について解説します】

Smart Bus Stop_Busola MaaS

過疎化が進み、バス利用者が減っていく地方と、withコロナをどう乗り越えるかを考えなければならない都市部の過密化。この両者を解決する糸口をバス事業者は、模索しています。その解決方法のひとつとして、いわゆる「スマートバス停」と呼ばれる「バス停のデジタル化」があります。優れた機能を持つアプリケーションなど、利用者と事業者にとって、より「快適に」「安全に」を実現していくスマートバス停についてご説明します。

目次 本記事の内容

  • スマートバス停の特徴とは
    1. 手間がすごい!【従来のバス停メンテナスは大変です】
    2. この時刻表あってますか?!【バス利用は意外と不便です】
    3. バス事業者、利用者共に使いやすく【バスロケでバス利用を加速】
    4. 多言語表示にも対応
    5. ラインナップが豊富【地域ニーズに合わせて選択が可能】
  • スマートバス停が広げるバス利用の新しい形【バスのこんな使い方あったんだ!】
    6. 緊急時に対応【地域掲示板という使い方】
    7. 必要な時に必要な場所へ【デマンドバスをより使いやすくする】

スマートバス停の特徴とは

手間がすごい!【従来のバス停メンテナスは大変です】

従来のバス停は、各バスの路線ごとに設置され、時刻表や路線図、また広告を標柱というバス停の目印に掲載することをメインに成立しています。屋根やベンチなどが設置されているものから、標柱が野ざらしになっているものまで状況は様々です。これらに共通して言えるのは、時刻表などは紙ベースであるということです。これはつまり、内容を差し替える際は手作業で変更する必要があり、これはバス事業者にとって大変労力となります。例えば、時刻表の一部記載が間違っている場合など、夜間にバス事業者がバス停を回り、紙を貼りかえると言った具合です。

この時刻表あってますか?!【バス利用は意外と不便です】

利用者にとっても、従来のバス停は不便なことがあります。例えば、バスがいつ頃くるのか、もしくはすでに通過してしまったのか分からないこと。一日に数便しかないバス停であれば、逃してしまうと大変なことです。利用者は、バスではなくタクシーや、自家用車など他の交通手段に変更する理由になってしまいます。バス事業者にとっては死活問題にもなりかねません。

バス事業者、利用者共に使いやすく【バスロケでバス利用を加速】

バス停のデジタル化は、バス事業者と利用者双方の問題を解決します。スマートバス停では、時刻表や路線図などのコンテンツは、液晶ディスプレイなどのデバイスで表示されます。コンテンツは、バス事業者のサーバーから配信されるので、一括でまたは、一部変更することが可能です。急な変更がある場合も、各バス停に走る必要はありません。

また、スマートバス停ではバスロケーションシステム(バスロケ)を採用しているケースがほとんどです。これは、該当のバス車体が今どこを走っているのかを、バス停のデバイスにビジュアルで表示することができるシステムです。これにより、自分が乗車する予定あった車体が、いつバス停に到着するのかが分かるようになっています。例えば、あと何分で到着予定であるとか、何分遅れて到着するのか、またどれぐらいの込み具合なのかなども分かるので、利便性が高くなります。特に初めてその地域のバスを利用する人などにとっても、非常に便利で安心なシステムとなります。

多言語表示にも対応

現在日本に定住している外国人は約283万人(法務省:令和2年3月27日)と、年々増加傾向にあります。そのため、公共交通機関における多言語表記は必須となっています。スマートバス停では、一括でコンテンツが管理できるだけでなく、多言語表示にも対応することが可能です。10~15秒程度で表示内容が切り替わるなど表示方法も選択することができます。

ラインナップが豊富【地域ニーズに合わせて選択が可能】

電力駆動であるスマートバス停ですが、地域によっては電源を確保することが難しい場所もあります。またランニングコスト面だけでなく、環境に負荷を与えない「ECO」に対応するために、消費電力量を抑える必要もあります。それぞれの条件面に応えるために、電子ペーパーディスプレイ(EPD)やバッテリー駆動、ソーラーパネルを採用したモデルも登場しています。

ディサイン ECOスマートバス停 Busola Sign
Smart Bus Stop_Basola Sign 

EPDは、ディスプレイの表示内容を変更する時のみ電気が必要ですが、それ以外の時は電気が無くても表示を保持することができます。またバックライトが必要なく環境光で視認性を確保することができ、液晶ディスプレイに比べて消費電力を大きく抑えることに貢献します。また、バッテリー駆動の場合は、自立駆動するので電力が来ていない場所でも利用することができ便利です。

スマートバス停が広げるバス利用の新しい形【バスのこんな使い方あったんだ!】

緊急時に対応【地域掲示板という使い方】

地震や津波など緊急事態時に、各地域の情報を迅速かつ正確に伝えることは、混乱を避けるために重要な課題でもあります。通常バス停は250m〜500m間隔で設置されており、そのように各地域に広がるバス路線網上に、日本語だけでなく多言語対応で地域情報を流すことができることは、多くの人に正確な情報を提供できる利点があります。また、災害などで電気供給絶たれた場合には、EPDを採用したバス停はバッテリー駆動が可能です。

ディサイン 地域情報掲示板の開発について
地域情報掲示板

必要な時に必要な場所へ【デマンドバスをより使いやすくする】

デマンドバスとは、従来のように予め決められたバス路線を走行するのではなく、利用者の呼び出しに応じて適宜ルートを変更して運行されるバスを言います。

デマンドバスをもっと身近に
デマンドバス_Disign

各地でデマンドバスの導入が進められていますが、認知度は低迷しています。その理由の一つとして、システムの構築にあると言えるでしょう。まず事前に電話などの予約が必要になるため、利用したい「今」に対応できないケースがあることです。利用しやすさに気軽さがなければ、利用価値を見出すことはできません。それであれば、タクシーを利用することの方がメリットが感じられます。また事業者側としても、予約を受けるオペレーションに人件費や施設運用費などがかさむ可能性もあります。

スマートバス停では、デマンドバスの良さを引き出すことができるツールとして注目されています。システムとしては、バス停で利用者が「近くにいるバス」で「利用可能なバス」を呼び出すことで、周辺にいるバス車両が自動的選定される仕組みです。これにより、バス会社は運行効率化と経費削減を実現し、利用者も気軽にバスを利用することができるようになります。

こうした効率化や疎密に対応するテクノロジーは、今後コロナ対策としても価値を高めていくことなると思われます。

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