三菱電機の液晶事業撤退【国内への液晶パネル供給はどうなるか?!品質の確保は??】

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国内の液晶事業撤退に歯止めがかからない。パナソニック(パナソニック液晶ディスプレイ)は2021年に生産を終了(2019年11月21日発表)。これに続き、三菱電機も撤退を発表しました。(2020年6月15日発表)

三菱電機(6503.T)は15日、子会社のメルコ・ディスプレイ・テクノロジーでのTFT液晶モジュールの生産を2022年6月をめどに終了し、液晶事業から撤退すると発表した。今後は、液晶事業にかかわる経営資源をパワーデバイスなどの成長けん引事業にシフトするという。

2020年6月15日  ロイター

目次 本記事の内容

  1. 産業用液晶は長期供給が必要。
  2. 中国メーカーの価格競争には勝てないが、品質はどうする?
  3. やっぱり日本で(日本が)やるべきことが、、あるんだけど
  4. 手前味噌ですが、品質確保しながら長期供給できます

産業用液晶は長期供給が必要

産業用途に使われる液晶は、千差万別・多種多様ですが、共通して言えることは高い耐久性が必要であること、そして長期的な供給が必要であることです。
以下は産業用途におけるモニターへの要求事項の一例です。

上記のような産業用途で使われるケースでは、長期的な使用が見込まれていますので、半年や1年でマイナーチェンジ、または生産終了などが起こるようなモデルでは対応できません。よって少なくとも5年以上供給が継続できるものが必要となります。

【ご参考】こちらでも詳しく見ていただけます。
ディサイン株式会社 ソリューションページ
ソリューション_ディサイン

中国メーカーの価格競争には勝てないが、品質はどうする?

液晶産業において中国メーカーが価格競争に勝利した理由は、中国政府(もしくは政府系ファンド)が投資していることにあります。それにより、企業側はほぼ原価、もしくはそれを割り込む価格でも勝負ができると言われています。現在、韓国パネルメーカーは、この競争に勝てないことから、液晶(非発光)から有機EL(自発光)への移行を急いでおり、すでにスマートフォンのマーケット獲得の動きがより活発になっていることはご存知のとおりです。
しかしながら、中国メーカーの品質によるところの問題は、解決されているとは言えません。大量生産とコスト削減を可能にする工場と労働力があっても、品質というものは、人の価値観(モノを大切に扱うことや、社会貢献に対する意欲など)によるところが大きいからです。中国メーカーの工場生産現場においては、環境が劣悪であったり、現場レベルで製造工程が勝手に変更されたりすることが、未だにあります。

やっぱり日本で(日本が)やるべきことが、、あるんだけど

日本メーカーの液晶供給がストップすることから、中国もしくは韓国メーカーからの供給は必然となりますが、日本のマーケットにおいて、上記のような品質の問題を解決するのは大変重要であり、ある意味日本企業の存在意義そのものとなります。多くの日本企業が現地に乗り込み、品質管理に挑戦してきましたが、、、

  • 物を大切に扱うことや、良い製品を提供し社会に貢献するといったような価値観の刷り込みは、従業員の入れ替わりが激しい中国の現場では難しい。
  • 中国メーカー幹部においても、問題解決は日本人まかせのところが多く、説得やクレームは通用しないことも多い(無視されることもある)ので、日本側のモチベーション維持も減退していきます。

というように、並大抵の努力では問題解決の糸口も手繰り寄せらないことが起こります。つまりは「お手上げ〜」状態になるわけです。

手前味噌ですが、品質確保しながら長期供給できます

我々ディサインも、このような難題に設立当初から取り組まなければなりませんでした。経験において培ってきたものの一つとして、弊社の強みは「日本において、日本人が、品質を確保する」ことにあります。
つまり、ユーザー様の品質要求レベルに応じて、日本でも製造(組み上げ)また品質検査体制を整えています。また、台湾と中国にパートナー工場を確保し、また韓国や他国との部品メーカーと良好な信頼関係を十数年かけて構築してきました。これによって、長期安定供給と品質を確保することが可能となっております。今後の産業用液晶の供給先に不安をお持ちのお客様は、ご相談ベースでもかまいませんので、是非一度ご連絡をいただければと思います。

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